Piano Roll 3D のノートボックスの色が白っぽい
ライトの環境光(Ambient)の設定値が大きいため、全体的に白っぽくなっていた。
ノートボックスの頂点色(Diffuse, Ambient, Specular, Power, Emissive)はWindows版とMac版で違いはない。 ライト色(Diffuse, Specular, Ambient)に違いがある。
Mac版を開発するとき、頂点色とライト色をWindows版と同じ値に設定したところ、描画結果が異なったため、ライト色を変更した。 (DirectXとOpenGLでは、色の計算方法が異なるようだが、詳細は不明)
Windows版はもともと描画結果が白っぽいものであったが、このライト色変更によって、Mac版の描画結果は鮮やかな色になっていた。
ライト色の設定 (MIDITrail Ver.1.1.2)
Diffuse | Specular | Ambient | ||||||||||
R | G | B | R | G | B | R | G | B | ||||
Win | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | |||
Mac | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
なお鏡面反射光(Specular)については、Windows版とMac版で違いはない。
Windows版:レンダリングステートで無効にしている。(D3DRS_SPECULARENABLE -> FALSE)
Mac版:Specularゼロに設定して無効にしている。
PianoRoll3Dのシーン描画処理において、ライトの環境光(Ambient)の設定値を下げる。 色の鮮やかさを向上するため、ライトの拡散光(Diffuse)の設定値を上げる。 鏡面反射光(Specular)は、Mac版と合わせるためゼロにする。
ビューモードごとにライト色を設定できるように変更する。 PianoRoll2Dは、ライトをオフにして全体を描画しているため、ライト色変更の影響を受けない。 PianoRollRainは、従来と同じライト色にする。
変更後のライト色の設定
Diffuse | Specular | Ambient | ||||||||||
R | G | B | R | G | B | R | G | B | ||||
PianoRoll3D | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | |||
PianoRoll2D | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | |||
PianoRollRain | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
ライト色設定メソッド(SetColor)を追加。
ライト色設定メソッド(_SetLightColor)を追加。Createメソッドから呼び出す。
ライト色設定メソッド(_SetLightColor)を追加。Createメソッドから呼び出す。
Windows版では、Piano Roll 3D で描画されるノートボックスの色が白っぽい。 Mac版では鮮やかな色が表示されている。